「創立10周年によせて」 
このたび、大田区食品衛生協会の創立10周年に際し、衷心よりお慶び申し上げます。
大田区食品衛生協会は、大森食品衛生協会(昭和25年7月創立)・雪谷食品衛生協会(昭和29年9月創立)・蒲田食品衛生協会(昭和25年9月創立)・糀谷食品衛生協会(昭和40年3月創立)の旧4支部が統合され、ここにめでたく発足10周年を迎えられました。
その足跡は食品衛生思想の普及向上と地域の発展を目ざしてのもので、それぞれの食品衛生協会とも多大なる貢献と成果を挙げられてまいりました。このことは、会員皆様のご支援ご協力のもと、歴代の会長をはじめ役員の方々のご尽力の賜物と、深甚なる敬意と感謝を表す次第であります。
さて、食を取り巻く状況は、近年多発しているカンピロバクターやノロウィルス、さらにO157などによる事故により、消費者の食への不安は増すばかりにあります。そのため、これらの予防対策が急がれる中、食品等事業者の最大の責務は、安全で安心な食の提供に努める事で、こうした積み重ねが消費者の信頼回復につながるものと確信します。
東京都食品衛生協会といたしましては、今後も「食の安全・安心」の確保と、これらの普及・向上を図ってまいります。さらに各地域の食品衛生協会並びに業種団体との連携をより強化なものとし、自主的衛生管理体制の確立と周知に努め、食品業界のさらなる発展に寄与してまいる所存であります。
大田区食品衛生協会におかれましては、創立10周年という記念すべき年を契機にこれら食品衛生の確保向上になお一層ご尽力賜りますよう、併せて地域における食品業界は益々発展されますようご祈念申し上げ、お祝いの言葉といたします。この度は誠におめでとうございました。