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みなと食品衛生協会は、安全で安心な食の提供に努める団体です。

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EBSビル7階

一般社団法人東京都食品衛生協会 鵜飼会長 挨拶
「創立10周年によせて」


 このたび、みなと食品衛生協会の創立10周年に際し、衷心よりお慶び申しあげます。
 みなと食品衛生協会は、昭和24年9月創立の麻布食品衛生協会、同年12月創立の赤坂食品衛生協会、昭和25年10月創立の芝食品衛生協会が平成13年6月に統合、ここに発足10周年を迎えられました。
 それぞれの食協におかれては、長きにわたり食品衛生思想の普及向上と業界の繁栄に大きな成果を挙げられてまいりました。このことは、歴代の会長をはじめとする役員の方々、さらに会員皆様のご活躍とご協力によるものと深く感謝と敬意を表する次第であります。
 さて、欧州の財政、金融危機による世界経済の減速は日本経済にも影響を及ぼし、企業の設備投資や個人消費に悪影響を与え、ひいては食品等事業者への影響など食品業界は厳しい環境にあります。
 一方、食品を取り巻く状況は、カンピロバクターやノロウイルスによる食中毒が増加するなかで、原子力発電所事故による食品の放射性物質(放射能)汚染や肉の生食による腸管出血性大腸菌食中毒の多発など、食の安全・安心を脅かす事故が相次いで起きております。
 そのため、食品等事業者は高い衛生意識をもって、生産から販売に至る各段階での衛生管理の徹底が、事故防止につながる最も有効な自主管理対策であると確信します。
 このようなことから、食品衛生協会の中核事業であります食品衛生自治指導員活動は、自主的な衛生管理の普及と地域における食品衛生の確保、向上に有益な活動として、これまで以上に果たす役割に期待が持たれます。
 東京都食品衛生協会といたしましては、支部、業種団体等との連携をより深め、自主管理体制の確立を基本理念に、変革する食品環境に対応すべく事業活動を堆進し、さらに体制の整備に努めてまいります。
 みなと食品衛生協会におかれましては、創立10周年という記念すべき年を契機に、さらなる食品衛生の確保向上にご尽力賜わりますよう、併せて地域食品業界の発展に、なお一層飛躍されますことをご祈念申しあげます。