東京都は、平成24年度都内の保健所等に寄せられた苦情・相談事例を苦情処理集計表として平成26年3月に発表しています。これをもとに、どんな苦情が寄せられているのかをまとめてみました。
また、苦情が発生した時の対応についても、その基本的な方法を記載しています。
■要因別苦情総件数の内訳2
(4)表示
食品の表示は、商品等を選択する際の重要な情報として義務づけられていますが、適切な表示がなされていないことから苦情として寄せられたものです。
  【表−6】  
 
要因分類 件数 構成比(%)
合  計 201 100.0
無表示 24 11.9
期限表示 72 35.8
原材料(添加物含む) 20 10.0
アレルギー物質 12 6.0
原産地等 8 4.0
その他 65 32.3
 
  注:構成比は四捨五入しているため、合計と一致しない場合があります。  
(5)有症
たべものを食べたら「吐いた」「お腹が痛くなった」「下痢をした」など身体に症状があった人が届け出たもので、病院で受診していなかったり、調査の結果食中毒と判断しえなかったものをいいます。
 
  【表−7】  
 
食品分類 件数 構成比(%)
合  計 1,472 100.0
水産食品 126 8.6
水産加工食品 30 2.0
畜産食品 87 5.9
畜産加工食品 28 1.9
その他の動物性食品 1 0.1
農産食品 23 1.6
農産加工食品 28 1.9
そう菜 108 7.3
そう菜半製品 3 0.2
パン類・菓子類 36 2.4
飲  料 29 2.0
複合調理食品 684 46.5
その他の食料品 4 0.3
食品類以外 60 4.1
不  明 225 15.3
 
  注:構成比は四捨五入しているため、合計と一致しない場合があります。  
(6)施設・設備
「お店のダクトからの臭いがひどい」や「廃油を排水溝にそのまま流している」など、お店の設備や管理などの苦情です。
  【表−8】  
 
要因分類 件数 構成比(%)
合  計 514 100.0
排気・排煙 102 19.8
排  水 22 4.3
トイレの不備等 24 4.7
ネズミ・ゴキブリ・ハエ 144 28.0
不衛生 145 28.2
その他 77 15.0
 
  注:構成比は四捨五入しているため、合計と一致しない場合があります。  
 

出展:平成24年度食品衛生関係苦情処理集計表