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品川食品衛生協会は、安全で安心な食の提供に努める団体です。

お問い合わせ  TEL.03-5458-1631

〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-7-7
 EBSビル7階

品川食品衛生協会 戸田会長挨拶

「創立10周年を迎えて」
 品川食品衛生協会は、平成15年10月に創立され10周年を迎えることになりました。
今日まで、地域食品業界の指導的団体として、いささかなりとも貢猷できましたの
は、品川区保健所、東京都食品衛生協会のご指導はもとより歴代の役員をはじめ会員
の皆様のご支援ご協力の賜物と心より感謝申し上げます。
 この10年間を振り返り見ますと、流通の広域化・国際化により多種多彩な食品が大
量に出回る時代を迎え、消費者のニーズは多様化して人々はより豊かで快適な生活を
求めるようになりました。特に、毎日□にする食べ物や飲み物は、身体の健康に直接
関わりを持つだけに衛生的であることはもちろん、その安全性についても大きな関心
が持たれるようになりました。
 また、昨年は、和食がユネスコの無形文化遺産に登録され、2020年には、オリンピック・パラリンピックの東京開催が決まりました。6年後には海外から選手をはじめ多くの来場者が東京を訪れ日本の食文化に触れることとなります。こうしたことからも安全で安心な食の提供は食品等事業者の最大の責務であり、おもてなしへの第一歩となります。
 一方、食品偽装表示を始め、東日本大震災に端を発する放射能汚染、食肉の生食や加熱不足が原因と見られる腸管出血性大腸菌やカンピロバクターによる食中毒が多発しました。さらに、ノロウイルスによる食中毒が猛威をふるうなど、食を脅かす事件・事故が相次ぎ報道されており、我々食品事業者は、食中毒の発生防止にとどまらず、食品の安全性の確保のため、さらなる積極的な役割が期待されるようになりました。
 当協会は、こうした状況を踏まえ日本の食文化の素晴らしさ安全性を伝えるべく食品衛生の知識の向上と営業者が自ら行う自主的衛生管理の徹底を図り、併せて区民の健康増進と品川区に集う人々に対し快適な食の環境を提供してまいります。そのためにも、これらの活動を通しまして会員の皆様と手を携えて食品業界の発展に努力してまいりたいと存じます。会員の皆様をはじめ行政・関係団体の皆様には、今後とも倍旧のご支援ご協力を賜りますよう心からお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。