品川区長 濱野健氏 挨拶
「創立10周年を祝して」
このたび、品川食品衛生協会が、創立10周年を迎えられたことは、誠に慶賀にたえません。
10年問を振り返ってみますと、品川区内の町並み等もかなり変貌が見られ、今昔の思いが
ひとしおという感がいたします。
食品事業者様におかれましても、国際化が進み多種多様の形態のお店が出現し、街のにぎわ
いに彩りを添えられています。また、食品衛生の面でも、営業者の皆様が食生活の多様化や変
遷に対して、適切に対応され、種々の改善を図り、衛生意識の向上にも大きな努力をされまし
た。
この間、皆様には多大なご尽力をいただきましたことを厚く御礼申し上げます。
過日の東日本大震災という未曾有の大災害は、私たちに大きな衝撃を与え、同時に多くの課題を残しました。この震災の教訓から、区では、地域防災計画の改訂や津波自主避難マップの作成など、防災対策に積極的に取り組んでおります。一方、 近年実施いたしました品川区世論調査において、この品川区に往み続けたいという お答えが初めて9割を超えました。
区といたしましては、これからも、営業者の方々、区民の皆様と手を携えて、品 川区の目指す都市像「輝く笑顔 住み続けたいまち しながわ」の実現に向け力を 尽くしてまいります。
巷間、景気の動向は、穏やかな回復傾向と言われておりますが、未だ、回復を実感する状況には至っておらず、皆様のご商売も大変なことと推察いたします。また、大規模な食中毒事件の発生など食を脅かす事件が続いておりますが、食の問題は誰もが関心があり、生活の中心となる重要なものです。今後とも品川食品衛生協会会員の皆様のご協力、ご支援のもと食の安全・安心の確保に一層努めてまいります。
終わりに、品川食品衛生協会の益々のご発展と、会員の皆々様のご健勝、ご繁栄をお祈りしまして、創立10周年記念のお祝いの言葉とさせていただきます。