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品川食品衛生協会は、安全で安心な食の提供に努める団体です。

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 EBSビル7階

一般社団法人東京食品衛生協会 会長 鵜飼 良平氏 挨拶

「創立10周年によせて」
 このたび、品川食品衛生協会の創立10周年に際し、衷心よりお慶び申しあげます。
 品川食品衛生協会は、品川食品衛生協会(昭和25年5月創立)と荏原食品衛生協会 (昭和25年4月創立)とが統合され、ここに発足10周年を迎えられました。
 それぞれの食協におかれては、長きにわたり食品衛生思想の普及向上と食品業界の発展に多大なる成果を挙げられてまいりました。このことは、歴代の会長をはじめとする役員の方々、さらに会員皆様のご支援とご協力によるものと深く感謝と敬意を表する次第であります。
 さて、景気浮揚対策として掲げた大胆な金融緩和政策により、景気は徐々に回復の兆しを見せ始めてはいるものの、食品業界を取巻く環境は相変わらず厳しい状況が続いています。
 こうしたなか、食の取扱いでは、カンピロバクターやノロウイルスによる食中毒事故が高い発生率を占め、加えて肉の生食による腸管出血性犬腸菌食中毒の多発や食材の偽装、さらには大震災の影響による放射性物質汚染問題等により、消費者の食への信頼は失墜の一途にあります。そのため、食品等事業者は生産から販売に至る各段階での衛生管理を徹底し、事故の未然防止による安全で安心な食の提供に努めることが信頼回復への最も近道であると考えます。
 そのため、協会事業の中核をなす食品衛生自治指導活動は、このような自主的衛生管理の普及と、地域における食品衛生の確保向上にその役割はこれまで以上に犬きく、その成果が求められます。
 東京都食品衛生協会といたしましては、各地域食品衛生協会並びに業種団体等との連携をさらに深め、総合的自主管理体制の確立はもとより、変革する食品環境に適切に対応すべく各種事業活勤の推進と組織体制の拡充強化に努めてまいります。
 品川食品衛生協会におかれましては、創立10周年という記念すべき年を契機に、今後とも食品衛生の確保向上になお一層ご尽力賜わりますよう、併せて地域食品業界のさらなる発展をご祈念申しあげ、お祝いの言葉と致します。